河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

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最近歌を書いていない。まぁ色々それどころじゃなかったというのもあるのだけれど、いい加減にしろ!と赤いメモ帳が怒ってるような気がしたので、羽毛布団の様なダウンをまとって、文庫本とメモ帳とノートをリュックに詰めて夜のファミレスへ。

ファミレスのドリンクバーはなんだか甘ったるくて、飲めば飲むほどに口が乾いて、何もか欲しがっていて、何もかもをできると思いながら何にもなれないで悶々としていたあの頃の青春のような味がした。その時、店内の端のほうから品のない笑い声が響いたのでふと辺りを見渡してみると、もてなさそうな高校生の集団が話し合っていて、その中に居たまずそうなメロンソーダを飲んでいたひときわもてなさそうな奴はよく見たら17歳の僕だった。

23歳の僕はいまファミレスのアイスコーヒーを飲んでいる。

氷が溶けて汗をかいた真っ黒いアイスコーヒーも、やっぱりまずかった。

詩を二個無理やりまとめて、本をちょっとだけ読んで家に戻った。