河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

5/3

ゴールデンウィークなので、新宿へ行って、映画「PARKS」を見た。休日に浮足立つ歩行者天国の中、僕も一緒に浮足立って映画館へ。

PARKSは、映画の予告編とかみて、勝手に僕の好きなジョン・カーニーのような音楽映画の日本版だと期待して見に行きましたが、想像と違いました。そこには音楽の氾濫もなく、バンドのカタルシスもなく、なんというか映画の中で音楽の魔法は感じることができなかった。映画の中のドラマも、大学生の青春を描き出すかと思いきやそこにあったのは偽物臭い青春でした。青春を描くなら僕はもっと突き抜けてほしかった。青春に破滅的なところや、刹那やカルト性を求めてしまうのは僕が時代遅れなのかもしれないが、そんな時代遅れの青春がいまだキラキラ輝いているところが僕にとっての吉祥寺でもあって、そんなところが好きな街でもあるので、そこは残念だった。

要するに、PARKSは音楽映画としてはあまりにもリアルすぎて、青春映画としてはあまりにもフィクショナルだった気がします。すくなくとも映画を見終わって、音楽を作りたくなりませんでした。何かを見て、曲を作りたくなるか否かってなんか変な基準だけど、やっぱり感動すると曲を作りたくなるし、なんか最近では、自分の大事な感覚の一つだと思って結構仲良くしています。