河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

ソープランド、ソークライ

ここ二年くらいソープランドにはいってない。いや、一年くらいまえに飛田新地に行ったか。確か、うだるような暑い夏の夜だった。僕は一時間くらいうろうろして、微妙に不細工ななっちゃんという子を選んだ。ちょうどその頃仲良くなって気になっていた女の子と同じ名前で動揺したのを覚えている。結局そのなっちゃんとは付き合わなかった。今は連絡も取っていない。僕は京都で、彼女は東京にいる。

飛田新地なっちゃんとは何をしゃべったかはあまり覚えてない。帰りに部屋にあったお菓子を全部くれた、たぶん優しい子だった。

15分、16000円。

風俗の類の歌は絶対に作るまいと思っている。実際一個あるけども、ピンサロ初めて行ったときに作った歌。20歳のときに作った当時は結構好きだったけど、今は全然好きじゃない。

まあ、理由はとにかく、自分の感傷だけで風俗をいやおうなく一面的に切り取ってしまうような歌は歌いたくないと思っている。三上寛くらい酸いも甘いも知ってたらいいけども。

歌うとしたら事実だけを歌うべきかもしれない。

15分16000円、なっちゃん、青いペロちゃんキャンディー、夏。

ソープランドというと、吉祥寺に向かう中央線の電車の車窓から見える「ソープランド」という看板を思い出す。

三鷹に住んでいた学生時代。井の頭公園まで歩いてよく行ってた。

生活リズムがおかしくなって朝5時くらいに、なんとなく井の頭公園に行ってベンチに座っていたことがあった。そしたら隣のベンチで若い女性が一人で泣いていた。

その人は、短いスカートを着て、上も薄着で、髪の毛は長いがぼさぼさで、全体的に荒んでいた。寒そうだった。

うわっと一瞬思った。こんな時間に人居たんだ。

多分酔っぱらっていて、その人が風俗で働いている人なのかは分からないし、この話はそれだけだけど。朝焼けの中泣いていて、それをちょっといいなと思ったり。

未だになぜかよく思い出す。

ジョンレノンを聴いてたらなんか色々思い出したので書いた。

ソープランド、ソークライ。