河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

恋は愛の日傘

昼間に外に出て、やりきれない気持ちを歩いてごまかそうとしていた。この時期はちょっと寒くなってからまた、夏が最後の力を振り絞るように、暑くなる。空は高く、日差しがやけに強かった。

くさくさして、喫茶店でも行こうかと歩いていたら日傘を差した女とすれ違った。

ちょうどその時浮気について考えていた。

「恋は愛の日傘」

愛の日差しは強いから 休みましょう 避けましょう

日傘の様な恋をして

揺れる思いは陽炎で 電話は辞めて手紙を書いた

分からない 分からない 本当は何も分からない

私は髪を切りました

異常気象は世界的 逃げましょう 避けましょう

日傘の様な恋をして

甘い匂いが立ち込めて そのあと雨が降りました

分からない 分からない 本当は何も分からない

私は髪を切りました