昼間に外に出て、やりきれない気持ちを歩いてごまかそうとしていた。この時期はちょっと寒くなってからまた、夏が最後の力を振り絞るように、暑くなる。空は高く、日差しがやけに強かった。
くさくさして、喫茶店でも行こうかと歩いていたら日傘を差した女とすれ違った。
ちょうどその時浮気について考えていた。
「恋は愛の日傘」
愛の日差しは強いから 休みましょう 避けましょう
日傘の様な恋をして
揺れる思いは陽炎で 電話は辞めて手紙を書いた
分からない 分からない 本当は何も分からない
私は髪を切りました
異常気象は世界的 逃げましょう 避けましょう
日傘の様な恋をして
甘い匂いが立ち込めて そのあと雨が降りました
分からない 分からない 本当は何も分からない
私は髪を切りました