河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

12/6

お昼。バイトの休憩中。コンビニの前ではしゃぐ子供と、財布片手の若い母親。

子供は母親の手を取って弾むように歩く。母親も笑っていた。

イートイン脱税しながらしばらく愛の見学をした。

こんな瞬間が自分にもあったんだなあと思いながら、サンドイッチを食べる。

 

バイトの帰り道、よく行く古本屋の前を通りかかると閉店セールのチラシが貼ってあった。

自転車を止めて、店じまいの片づけをしていたお兄さんに思わず、店閉まるんすか。と声をかける。

そうなんですよ。長い間ありがとうございました。とお兄さんは言った。

一年足らずしか行ってないけど思い入れのある店だった。

好きなお店が閉まるっていうのは、結構キツイ。悲しみとか怒りとか色んな感情が出てくるけど、まずお疲れさまでしたというべきなんだろう。

こんな街もう出ていこうかなとちょっと考えながら自転車を漕ぐ。

明日は人と、約束がある。