河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

3/8 曇り時々雨

今日は朝、いい天気だったので、日の光を浴びて体を喜ばせてやりました。バイトを済ました後、ちょっと遠くの図書館へ行って、本を数冊借りました。図書館に通い始めたのは2,3年前からでその前は古本屋とかで買ってたんだけど、金がないためにどうしても店の前にある100円の棚の本ばかり買っている自分に気づいて、もちろんいい本あるんだけれど100円だなの本は大体昔のベストセラーか旧字体岩波文庫の本ばっかなので、なんかこのままだと、自分の頭が100円均一でできた、100円脳になってしまう!と思ったのでちゃんと高い本読もうと思って図書館に行き始めた次第。でもやっぱり借り物だから期日まで読まないといけないのが難点で、ろくに読まずに返すこともままある。

今日も家に帰って、トイレに行くときにふと1年前くらいに買って手を付けずに埃をかぶっていた鶴見俊輔の『神話のつながり』という本を持って行って読んだら、それはそれはべらぼうに面白かったというか、最近自分が考えていたことがドンピシャに書いてあってびっくりしてそのまま部屋で読み続ける。という経験をしたので、やっぱり色々買った方がいいのかも知れない。と思いました。

あと最近は、CDもいくつか持っている笹口騒音ハーモニカという人の渋谷クアトロのライブ映像をスマフォで見て、ベッドの中で感動しました。

佐野元春は、なんかのインタビューで、リスナーの柔らかい感受性を信じてあえて解釈の余白を残した歌詞を書いているとたしか言っていたけど、笹口さんはその逆で、独特で強烈な言葉で聴く人にイメージを強制させるような、リスナーを引きずり込むタイプの詩だと感じました。そういう意味では、性格悪いというか、聴衆の感性?クソくらえ!いいから俺の歌を聞け!という感じがして、その自信が羨ましく、ちくしょってちょっと思いました。

3/6

最近歌を書いていない。まぁ色々それどころじゃなかったというのもあるのだけれど、いい加減にしろ!と赤いメモ帳が怒ってるような気がしたので、羽毛布団の様なダウンをまとって、文庫本とメモ帳とノートをリュックに詰めて夜のファミレスへ。

ファミレスのドリンクバーはなんだか甘ったるくて、飲めば飲むほどに口が乾いて、何もか欲しがっていて、何もかもをできると思いながら何にもなれないで悶々としていたあの頃の青春のような味がした。その時、店内の端のほうから品のない笑い声が響いたのでふと辺りを見渡してみると、もてなさそうな高校生の集団が話し合っていて、その中に居たまずそうなメロンソーダを飲んでいたひときわもてなさそうな奴はよく見たら17歳の僕だった。

23歳の僕はいまファミレスのアイスコーヒーを飲んでいる。

氷が溶けて汗をかいた真っ黒いアイスコーヒーも、やっぱりまずかった。

詩を二個無理やりまとめて、本をちょっとだけ読んで家に戻った。