河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

2019-01-01から1年間の記事一覧

12/6

お昼。バイトの休憩中。コンビニの前ではしゃぐ子供と、財布片手の若い母親。 子供は母親の手を取って弾むように歩く。母親も笑っていた。 イートイン脱税しながらしばらく愛の見学をした。 こんな瞬間が自分にもあったんだなあと思いながら、サンドイッチを…

記憶の残骸

「人間は何かを思い出すためにキスをしたり、歌を作ったりしたりするんじゃないですか」 この人になら、、と一瞬思い、余った時間は彼女の肩にずっともたれかかっていた。 好きとか、嫌いとか、そんなんじゃなくて。京橋のピンクサロンにて。 最近は性欲旺盛…

11/19、20

11/19 新しいバイトの研修。隣の席の65歳のおっさんと仲良くなる。 昔は豆腐屋に大豆を卸す仕事してたという。 丁寧な言葉遣いの人だった。 孫の写真、何度も見せてくれる。 奥さんの事好きですか? もう二人ではあんまり話さなけど、好きだよ。 良いっすね …

さびしんぼう

一年くらい前に、友人に勧められて家で大林宣彦監督の「さびしんぼう」を観た。 その頃は自分にまとわりつく寂しさにうんざりしていた。 なんとなくまとっていた寂しさが脱いでも脱いでも剥がれなくなって、自分がさみしさそのものになってしまいそうで。と…

恋は愛の日傘

昼間に外に出て、やりきれない気持ちを歩いてごまかそうとしていた。この時期はちょっと寒くなってからまた、夏が最後の力を振り絞るように、暑くなる。空は高く、日差しがやけに強かった。 くさくさして、喫茶店でも行こうかと歩いていたら日傘を差した女と…

7/24

あまりにも早く毎日が過ぎていく。 友人の友人の墓参りに行った。 投票にも行った。ちょっと政治の話をしすぎた。 夏は映画が見たくなる。のでたくさん見た。 大林信彦『さびしんぼう』、ギヨームブラック『女っ気なし』、黒沢清『旅の終わり、世界の始まり…

朝ちゃん

朝ちゃんという名の女の子だった 僕達は男三人鴨川でなんとなく凧揚げをしていた 良く晴れた夏の休日だった うだつの上がらない男たちの凧は一向にうまく上がらない あの頃は軽やかに舞い上がっていたのに! 悩み、不安、猜疑心、自尊心、孤独、偏見 年を取…

ソープランド、ソークライ

ここ二年くらいソープランドにはいってない。いや、一年くらいまえに飛田新地に行ったか。確か、うだるような暑い夏の夜だった。僕は一時間くらいうろうろして、微妙に不細工ななっちゃんという子を選んだ。ちょうどその頃仲良くなって気になっていた女の子…

5/8

鴨川、犬が走ってた。空は青かった。雲は白かった。なにもかもやりたがるような、欲深い5月の緑の中、MVの撮影。色々動き出している。この一年京都にもらった音楽を、音楽でお返しできるか。

3/25

自主企画ライブ、無事終了。お客さんの入りはまあまあ。 共演の方はみんな良くて、良いイベントだったと思う。 林さんやエメラルドフォーの歌、熱かった。歌の温度が高いと感じた。 それはひりつくような熱さでもあり、包まれるような温かさでもあった。 一…

3/24 企画ライブ 『イマジナリーフレンズ』

最初に京都でスペースドリーマーズをやったのが2月。京都に住み始めたのが6月。京都に来て一年弱、バンドを組んで約一年経った。バンドの難しさを知った一年だった。やっといい感じになって来た。バンドの音を聴きながら、バンドとしての音を、塊を出せるよ…

3/15

新らしい曲が出来たので、ウィンドウズ開いてスタジオワンをぽちぽちやる。ドラム、ベースなどを入れてとりあえずバンドメンバーに送る音源を作ってみる。ざっと作って、聴いてみる。ダメだこりゃ。ってなって今日は辞める。この曲の核をまだ掴めてない気が…

3/11

喫茶店で新聞を読む。今日は震災からちょうど8年という一面記事。被災地の現状。住宅事情。孤独死。きっと未来は良くなっていくとあの頃、言われてたけど。ポスティングの給料を貰いに市役所前に行く。社長のハンさんは、フランクで優しい。不正はアカンでと…

3/9

吉田寮でライブを見る。その後、ラーメン屋でキムチ食べながら、友達に叱られる。友達の言ってること当たってた。言い返すことできなかった。銭湯に行く。病み上がりの銭湯なので、少し早めに上がる。珍しく缶チューハイを呑む。家に帰って、洗濯機に入れっ…

風邪

風邪を引いた。ポスティングの仕事を寝不足のまま朝からして、友達とサウナに入り、友達を家に泊めて、布団の陣取りに負け、寝袋で寝て、朝起きたら悪寒が止まらない。あ、これは風邪だとすぐ察知した。口ギターのサポートで入っていたバンドの大阪ライブも…

2/28

一昨日は、京都御所南にある京町家でライブをした。共演は西洋彦さん、オクノ修さん、中川五郎さんとのライブだった。中でもオクノさんや五郎さんは昔から僕が聴いていた人たちだった。そういう方たちとライブが出来るのはやっぱり感慨深いものがあった。自…

全部いいライブがしたい

THE Slitsのドキュメンタリー映画を見た。アリアップは僕らと同じ怒りや悲しみ、喜びを持ってるように思えた。劇中に流れる音楽はやはりどれも新しく、かっこよかった。 スリッツのすごいところは、反抗すべき対称が明確にあったあの時代のパンクの中でも、…