河内宙夢 詩、日記

コウチヒロム 日記、詩、活動

10年前の友達

「Mが亡くなりました」

久しぶりの友人から突然連絡が来た。「え、、」と声が出る。どういうことか、いまだよく分からないままその日はご飯を食べて、眠った。

Mは小、中学のときの友人。

俺がサッカーボールのことしか考えていなかった時の友達だ。学校は違ったけど、少年時代、Mとは本当に多くの時間を過ごした。

もう10年以上前だけど。覚えてないこともたくさんあるけど、あの頃の思い出や経験は確かに心に染み込んでいる。

あの頃の思い出のそこかしこにMはいる。

それはMが俺の友達だったからだろう。

俺が京都で必死に生きてるように、アイツもどこかで必死に生きてるもんだと思ってた。

高校を卒業してから、当たり前のようにあの頃のみんなと会うこともなくなった。

俺は一人で歌を作るようになっていた。

Mが何してたのかはあんまり知らない。風の噂で動向をたまに知る程度だ。

でも何してても良いから、生きてればそれだけで良いと思ってた。生きてれば。

もう会えないなんて。悲しい。早すぎる。

俺は頑張って生きるよM。安らかに。